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生成AI(人工知能)によるプログラミングコードの自動生成技術は、システム開発の生産性を大きく高めた。同分野の人気サービス「Cursor」の開発元が9億ドルを調達して注目を集めた。AI関連サービスの成長期待の高さを、改めて印象づける結果と言える。
政府はデジタル円の検討過程で、プライバシー保護を重視する。データ活用などの利点を見いだせないと、銀行にとって積極的に関わる意義が薄れる。鍵を握るのが、「PETs」と「VC」という2つの技術である。
「電子カルテの支払額は7年前には年6億円だったが、現在は年16億円ほどにまで上がった。病院は診療報酬の改定、人件費や薬価の上昇によって経営が厳しい中、電子カルテの値上げが追い打ちをかけている」。ある市立病院の担当者はこう話す。
デジタル円の発行に向けては、システム間接続という難題が横たわる。関連するシステムの種類が多く、多対対の接続が見込まれるからだ。APIの標準化やハブとなる共同システムの構築が解決策になり得る。
日本銀行が検討を進める「デジタル円」の輪郭がようやく見えてきた。デジタル円は金融システムを根底から変える可能性を秘めるだけに、勘定系など既存の銀行システムへの影響は甚大だ。日銀が検討を始めて4年、デジタル円がもたらす銀行システムへの影響度や問題点を探 ...
静岡県磐田市の郊外にある住宅地に立つパッシブハウスだ。真南を向いた大開口がある屋内空間「ウチニワ」を家の中心に据えた。通風を促す塔屋は北極星を望む真北に向かって延び、家自体で緯度や方角を表した。
産業技術総合研究所(産総研)が光電融合技術の開発に本腰を入れ始めた。エレクトロニクス・製造領域の研究推進組織である「プラットフォームフォトニクス研究センター」を、2025年4月に「光電融合研究センター」に改組した。
NTN(Non-Terrestrial Network、非地上系ネットワーク)、つまり「宇宙通信」を巡って世界的な大競争が起きている。今回は、宇宙通信の最前線を「5つの疑問」を通じて解説するシリーズの後編をお届けする。
大林組が屋内の建設現場向けに、新たな熱中症対策の仕組みを構築した。建設中のビルで施工が完了した本設ダクトに大型の仮設冷房を接続し、工事期間中の仮設空調システムとして利用する。2025年7月初旬に運用を始めた「建設現場“涼人(りょうじん)”プロジェクト ...
秋田県男鹿市の下水道工事で2025年3月、作業員3人がマンホール内で死亡した事故について県の検討委員会が25年7月14日に提言書を取りまとめ、事故原因を「硫化水素が発生した可能性は否定できないが、酸素欠乏が主因である可能性が高い」などと結論付けた。一 ...
構想の原点は、大阪市が15年に策定した「うめきた2期区域まちづくりの方針」にある。再開発に向け、エリアの中心に約4ヘクタールの緑を備え、イノベーションの拠点とすることなどを盛り込んだ。この方針をベースに事業提案を募集。18年に事業者を決定し、計画がス ...
千葉大学医学部付属病院はNTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)と、秘密計算を用いた共同研究を進めている。複数の医療機関が互いのデータを明かさずに地域で薬剤耐性菌の状況を把握したり、患者のプライバシーを守りながら経過観察したりしている。