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NHK交響楽団の6月定期公演Aプログラム。当初はウラディーミル・フェドセーエフが指揮する予定だったが、体調不良で来日が叶わず、翌週のBプロに出演するスペイン出身の名匠フアンホ・メナが代わって指揮台に立った。演目はフェドーセーエフのオール・ロシアものを ...
タカーチ弦楽四重奏団創立者で第1ヴァイオリン奏者、ブダペスト祝祭管弦楽団コンサートマスター、紀尾井ホール室内管弦楽団への客演など多彩な「顔」で来日を重ねてきたガボール・タカーチ=ナジ(1956―)がフル編成の日本の楽団を初めて指揮した。
一曲目は、モーツァルトが「青春の旅」途上のパリで同地のコンセール・スピリチュエルのために書いた交響曲第31番。モーツァルトがパリの聴衆の好みを研究し、様々な工夫が凝らされているが、特にこうした点は意識されない。けれども、両端楽章は溌剌(はつらつ)とし ...
ピアノとオーケストラ、合唱団の組み合わせによる力作が目立つ。協奏曲もバロックから現代までさまざま、ピアノとコーラスによる作品はさらに珍しい。 ショスタコーヴィチ没後50周年を ...
NHK交響楽団の5月定期Cプロを聴いた。指揮はリトアニア出身で現在、リンツ・ブルックナー管弦楽団の首席指揮者を務める注目の若手ギエドレ・シュレキーテ。 N響はアムステルダムで開催さ ...
30回目の節目を機に、三浦文彰を音楽監督に据えて新たなスタートを切った宮崎国際音楽祭。4月下旬から5月まで行われた公演の中から、チョン・ミョンフンとともにフィナーレを飾った2公演を音楽ライターの柴田克彦氏にリポートして頂く。
保守性と柔軟性を併せ持つバンベルク響の、驚きと感動に満ちた好演 南ドイツの名門、バンベルク交響楽団。評者は故ホルスト・シュタイン時代から知っているが、最後に聴いたのは2016年 ...
アルゲリッチが世代を超えた新旧の仲間たちと織りなした室内楽 別府アルゲリッチ音楽祭が第25回を迎えた。大分の風土や人々とともに、それだけの歳月が温められてきたということだ。